これまで多数のFP相談を受けましたが、そもそもご自身の現状や将来の目標を正確に把握されておらず、現状把握や問題点の洗い出しからライフプランの作成までで時間を要するケースが相当にありました。

将来の目標は夫婦が共通であることが大事なのですが、具体的に話し合っていないため、各々が勝手に考えているだけということも多いです。FP相談で問題点が明確になる利点もあり解決できる問題もありますが、相談者が生活スタイルや希望を諦めたり優先順位を変更しない限り解決しない問題の方が多いのが現実です。

また具体的な運用案の提示や保有金融商品の見直し、老後の資金案など幾つもの可能性を検討しますと複数回の相談となりますが、その間に相談者ご自身が資金計画を見直されたり雇用延長を決められたこともあり、解決が難しいと思っていた案件が一気に解決したこともあります。

平均寿命が延び初任給が上がらず、経済が停滞気味の日本では、定年後は年金と退職金で悠々と生活するというのは難しいことを多くの方が認識しており、65歳以上の高齢者の就業比率が年々増加している中で、相談したメリットを感じて頂き、感謝されることを喜びとして真摯に取り組んでいます。